JRC(関節可動回復矯正)とは?
基本的に位置的な矯正を考えるのではなく、関節の可動を回復させる矯正です。
個々の関節と連動して動く関節の本来の可動、特に関節包内の動きを回復させることに主眼を置いています。
とても “やさしく・安全” な矯正法です。
“矯正”という言葉を聞くと、バキバキ!ボキボキ!とされそうで怖いというイメージがあると思いますが、JRCはとてもソフトな矯正で、女性やお子様からご高齢の方はもとより、妊婦さんにも安心して受けていただける矯正法です。
今までの治療法の問題点を、近代医学の理論を通して新たな発想から試行錯誤のうえ開発されたものです。
例えば、多くの腰痛の原因と言われている仙腸関節という骨盤の関節の本来の動きはほんの2mm程度のものです。
ですから動かすというよりただ触っているだけのように感じます。
よく患者さまより「こんなので効いているの?」「何をやっているのかわからない」と言われるぐらいソフトな刺激で矯正します。
「物足りないからもっと強くやって!」「荒治療して!」と言われることもありますが、もともと2mm程度の動きしかないのに強く動かしてしまうと逆に関節を壊してしまいます。
物と同じで強くたたいたり、押したりしたら壊れてしまいます。
それぐらい人間の身体は繊細にできています。
動きを悪くしている原因のつなぎ目(関節)のサビを取って動きを良くしてあげると、人間自身が本来備えている治癒力が再始動し、体中の関節が次々と動き出します。
JRCで治しているのは、つなぎ目のわずかな動きだけですが、体全体の流れや治癒力を高める手助けをしています。
身体にやさしく、安全で、しかも効果も高い治療法です。
他の矯正法との違い
1. 他の矯正法と比較してかなり弱い力で矯正する。
2. 矯正時の可動範囲が小さい。
3. 仙腸関節の場合、呼吸時の可動を利用して矯正する。
4. 関節に対して面圧のかかる力をかけて可動する。
5. 位置の調整ではなく、可動の回復を目的としている。