こんにちは! 桶川市のあおば整骨院です。

 

現代はストレス社会とも呼ばれ、ストレスを感じる人も多いのではないでしょうか?

 

 

ストレスは、自律神経のバランスを崩し、身体に様々な症状が現れたりします。

 

自律神経とは、自分の意思とは関係なく働く神経で、心臓や内臓を動かし、血圧や体温の調節、食べ物の消化、血管・瞳孔・汗腺の機能の調節などをコントロールしている神経です。

 

自律神経系には、交感神経副交感神経があり、交感神経は身体を興奮状態、臨戦態勢にし、血圧を上げ、血糖値を上昇させ、骨格筋の血流を増やし、消化機能や排泄機能を抑制する働きがあります。

 

 

副交感神経は身体を安静、リラックス状態にし、消化機能や排泄機能、生殖機能を促進し、心拍数や血圧を下げる働きがあります。

 

 

この二つの神経がバランスよく交互に働くことによって、私たちの身体は維持されています。

 

ストレスによって、自律神経のバランスが崩れてしまうと心身ともに健康ではなくなってしまいます。

 

うまくストレス解消するには適度な運動がとても有効です。

 

その中でも、とても良いのがウォーキングです。

 

人間は、歩くことでストレス物質を消費できるようになっています。

 

歩くことで脳は刺激を受け、ホルモンが分泌されることがわかっています。

 

快楽ホルモンと呼ばれる、β-エンドルフィンドーパミンセロトニンが分泌されます。

 

歩きはじめて最初に出てくるのがβ-エンドルフィンで、マラソンランナーが時間が経過してくると段々と気分が良くなってくる「ランナーズハイ」と呼ばれるのが、このホルモンの気分をハイにしてくれる物質の影響です。

 

次に現れるのがドーパミンで、やる気をおこさせたり、物事に意欲が湧いてきたりするようにしてくれる物質です。

 

さらに歩き続けるとセロトニンが分泌されてきます。

 

セロトニンは、イライラな気分や不安な気持ちを追い払い、幸福感や満足感をもたらし、心がとても安らかになり、清々しい気分や、やさしい気持ちにしてくれる物質です。

 

 

つまり、人間は歩くことでストレスを解消するようになっており、ストレスをうまく解消するにはもってこいの運動になります。

 

また呼吸は自律神経の調整に適しており、ウォーキングのような無理のない運動のゆっくり深く呼吸することによって、副交感神経が高まり、血管が広がり、筋肉がゆるみ、身体がリラックスします。

 

現代はストレス社会と呼ばれていますが、いつの時代もストレスはあったと思います。

 

現代人は、交通手段の発達により歩くことが少なくなり、歩くことさえも苦痛に感じている人が多いのが現状で、歩かなくなったことで快楽ホルモンの分泌が減ってしまい、ストレスを解消することができなくなってしまっていると思われます。

 

ウォーキングによって、肌で感じる風や、目で見る風景、季節を感じながら歩くととても清々しい気持ちになります。

 

 

ウォーキングを日課や苦痛と感じず、楽しみながら行えると良いですね。